カチタス代表 インタビュー

24Ԏt 050-3749-9191

[₢킹

カチタス代表 インタビュー

業界の現状について

パーツフィーダ業界全体の課題は職人不足

パーツフィーダの業界というのは非常に特殊で、システム化が難しく、職人の経験・技量に大幅に依存している業界だと言えます。アタッチメント加工は、図面化が難しく、職人が頭に描いた構想を基に、型紙をはさみで切って、手作業でステンレスの板を切断しサンダー等で仕上げて溶接していく作業です。思うような供給能力や選別が達成できない場合は、作り変えを繰り返します。

その仕事は、まさに「職人技」であります。10年・20年経験を積んでも、ワークの形状や能力や多品種対応によっては、初めて経験する製作なので、トライアンドエラーを繰り返します。パーツフィーダは、奥が深いので何十年と経験を積んで一人前になったとしても、頭を抱える経験をしてしまいます。
現在は職人の高齢化が進み、職人の数自体も減少傾向にあります。請負価格の低価格化が進み、若い方でパーツフィーダ職人を志す方も少なく、修行途中で挫折する場合も多く、今は高齢のベテラン職人が辛うじて業界を支えている状況にあります。

若手職人の育成による技術の継承

私はパーツフィーダーひと筋で22年間やってきましたから、パーツフィーダ業界の現状には危機感を持っています。それほど市場規模の大きい業界ではありませんが、パーツフィーダによる業務効率化・生産効率の向上というニーズは決してなくなるものではありませんから、若手職人の育成は急務だと考えています。私がカチタスを立ち上げた理由の一つは、若手職人の育成による技術の継承にあります。

カチタスの職人育成について

多くの失敗から本物の技術を

現在、カチタスでは若手の人材を登用して、技術の継承を行いたいと考えております。
幸い当社では、技術・経験・ノウハウを持ったベテラン職人が現役で活躍していますので、職人育成という面では恵まれた環境があると思います。

パーツフィーダというのは、ワークの特性などによって一つひとつ仕様が変わってきます。正直なところ、「つくってみないと分からない」という側面もあるため、製作現場はトライアンドエラーの繰り返しです。ですが、失敗の数だけ腕が上がっていきますので、若手にはどんどん失敗して、そこからどんどん学んでほしいと思っています。

パーツフィーダー製作において大切にしていること

カチタスは、お客様の立場に立ったパーツフィーダづくりを徹底しており、具体的には3つのことを心がけています。

トラブルの起きないパーツフィーダ

第一に、トラブルの発生率を極限までおさえる事。言い換えれば、より長くメンテナンスフリーで使っていただけることです。パーツフィーダは、その性質上、達成率の問題で必ず不具合が出てしまいます。どのパーツフィーダメーカーも達成率を99.9%や99.99%とうたっているのは、そのためです。不具合の確率をゼロにすることはできませんが、限りなくゼロに近づけることはできます。不具合の可能性を極限まで下げたパーツフィーダづくりを心がけております。

もちろん、こういう時代ですから、お客様からコストのご要望はいただきます。ですが、いったんはコストのことは考えずに、プロの目から見てベストなご提案を差し上げるようにしています。工夫次第でトラブルの可能性を下げることはできますし、製品のトータルコストを考えても、必ずお客様のメリットになるからです。

他社製品の修理という形で、他社のパーツフィーダを目にする機会もありますが、「詰めが甘い」製品を見かけます。ボルト類の増し締め不足によるゆるみ、リブの不足による剛性不良から生じる振動のあばれや振動不良、バネの不適切な配置やバネ不足、選別部のアタッチメント不良などです。こういった場合は、ただ直すだけでは一時的に直ったとしても数年後に同じトラブルが発生する可能性がありますので、できるだけ同じ不具合が起きないように根本的に改造、改良する修理が必要になってきます。

弊社では、見えない部分にまでこだわって、トラブルの起きないパーツフィーダの製作を心がけております。例えば、他社製品のステンレス板の厚みが2ミリなら、当社は2.5ミリ・3ミリでつくることで強度を持たせたり、ボウルの裏側の見えない部にも、手抜きせずにリブ補強を設けて、振動を伝わりやすくしたり、ウレタンコーティングの厚みや表面処理にこだわって耐摩耗性を高めたり、ワークにキズがつかないような工夫をしたり、供給能力が1個でも増えるような努力をしたり。お客様の気が付かない部分でも、手を抜かずにこだわって製作できることが、いいパーツフィーダメーカーの条件であると思っています。

扱いやすいパーツフィーダー

2つ目は、ユーザー様が扱いやすいことです。様々な配慮をしていますが、調整が少なく済むことや、操作するうえでストレスがないことは重要になってきます。あとは、当然のことですが、作業する人がケガをしない安全性の高いパーツフィーダですね。社内の最終チェックは厳格な基準を設けていますので、きっとクオリティーの違いを感じていただけると自負しております。

24時間・365日体制のアフターメンテナンス

3つ目は、アフターメンテナンスです。これは、「迅速第一」を肝に銘じています。先にも申し上げましたが、パーツフィーダという製品はトラブルが避けられませんので、メーカーのトラブル対応は非常に重要なポイントです。カチタスは迅速対応を実現できるよう、必要な場合は24時間・365日稼働する体制をとっております。お電話をいただいたらスピーディーに駆けつけ、工場の操業をできるだけストップさせずに復旧できるように努めて参ります。

また、当社はパーツフィーダーメーカですが、自動検査装置や省力化機械、検査装置などパーツフィーダの周辺装置も取り扱っており、豊富な製作実績・ノウハウを持っています。周辺装置も含めて製作・メンテナンスができるのは、当社の大きな特徴です。

カチタスの目標

顧客満足度No.1を目指して

お客様に愛される会社でありたいですね。パーツフィーダー製作という業界のなかで、顧客満足度No.1を目指していきます。そのためには、技術の向上はもちろん、若手技術者の育成と技術の継承が欠かせません。

私は、家業を継いでパーツフィーダの世界に入りました。下請けからはじまりましたので、パーツフィーダ製作をゼロから経験してきました。20年以上やってきても、まだまだ「難しい・・・」と感じる仕事はありますが、お客様のニーズを一つひとつ叶えていくことは私にとって大きな喜びになっています。

職人の技量・経験でクオリティーが左右される昔ながらの業界ですが、だからこそ情熱が湧いてきます。職人の仕事の厳しさと苦労には、敬服し、いつも頭の下がる思いでいっぱいです。こんな気持ちに共感してくれる仲間を増やして、もっと多くのお客様に満足をお届けしたいと思っています。自分たちの技術がパーツフィーダという形になり、生産現場の満足に変わっていく――そんな関係を、少しでも多くのお客様と築いていければ最高ですね。
今後は、パーツフィーダ職人同士のネットワークを築くために、「パーツフィーダ職人匠の会」の運営に力を注ぎたいと思っております。

このページの先頭へ